潟pティネレジャー(代表取締役社長佐藤洋二氏、東京都豊島区巣鴨2丁目6−1)は、宇治市の京都府立山城総合運動公園(太陽が丘)にスケート場「アイスアリーナ建設工事」を計画している。
宇治市宇治折居23−1の一部、23−2の一部、24の一部の敷地1万6977・19uにS造2階建、延5267・78u(建築面積4721・18u)のスケート場を建設する計画。建物高さは9・895m。
同計画にはJFEシビル(東京都台東区・03−3864−3580)が参画している。
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京都府、一般社団法人京都スケート(向日市)、パティネレジャー(東京都豊島区)の3者が今年2月に京都アイスアリーナの整備・運営に関する協定書に調印。府が太陽が丘の宇治側ゲート向かい北東の計画地を造成(施工は杉山組−清水エンジニアリング−松井組特定建設工事JV)し、京都スケートに土地を貸し、施設建設はパティネレジャーが担うというスキーム。
パティネレジャーが建てた建物を京都スケートに譲渡した上で、京都スケートが建物をパティネレジャーに貸与し、パティネレジャーが管理運営も担う。
当初計画案によると、同アリーナはメインリンクとサブリンクとし、観客席を設けず練習に特化した施設。建築面積は約4800u(約60m×約80m)、消防用通路含め約6300u(約70m×約90m)。メインリンクは30m×60m、サブリンクは46m×16mを想定。駐車場は約90台(約2700u)を想定する。
2月の協定書調印後の会見で山田啓二京都府知事は「造成工事はできれば30年の冬、遅くとも31年春には間に合わせたい」、パティネレジャーの佐藤社長は「建設費9億円とリース料などで11億円の投資となる予定で、設計を進める。年間約9万人の利用を見込む」と見通しを述べていた。
なお兵庫県西宮市の兵庫県立総合体育館敷地内に建設、25年8月にオープンした「ひょうご西宮アイスアリーナ」の設計・施工はJFEシビル(東京都台東区)が担当した。施主は一般社団法人ひょうごスケート、運営会社はパティネレジャー。