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建通新聞社
2017/12/06

【大阪】城北立坑設計 東京建設コンサルタント選定

大阪府寝屋川水系改修工営所は、寝屋川北部地下河川の整備事業で「城北立坑詳細設計」の公募型プロポーザルを行い、最優秀提案者として東京建設コンサルタント関西本社(大阪市北区)を選定した。立坑は、内径約25b、深さ約80bほどの規模を想定。今回の設計で、2018年度末までに立坑の形式や工法を詰める考えだ。
 寝屋川北部地下河川の工事未着手区間は、鶴見立坑〜城北立坑間(内径9b、延長1778b、貯水量12万立方b、鶴見調節池)、城北立坑〜排水機場間(内径11・5b、延長2905b、貯水量30万立方b、都島調節池)の延長4684b。
 同区間では基本的に、都市計画道路下に大深度を使用して施工する。大深度区間は、大阪内環状線(国道479号)から最下流部の排水機場までの延長3549b(内径9b延長約643b、内径11・5b延長2905b)となっている。
 城北立坑は、大阪市城東区関目2丁目に建設する。事業用地面積は約9500平方b。地下河川へは、地上河川や下水道を通じて流入し、流入当初は開水路状態、最終的には圧力管運用とする予定だ。また、大深度地下を考慮した耐震対策として、シールドとの接合部の構造も検討していく。
 プロポーザルには同社の他、日建技術コンサルタント(大阪市中央区)、建設技術研究所大阪本社(〃)の計3社が参加。大深度、近接施工の影響を考慮した設計手法やライフサイクルコストの最小化を提案したことが、最優秀選定の主な理由となった。委託上限額は8640万円(税込み)で、提案価格は6048万円(〃)だった。