四街道市廃棄物対策課は「(仮称)新クリーンセンター附帯施設等基本構想検討市民会議」を開き、次期ごみ処理施設の附帯施設等の整備基本方針案について検討。市が交流の場の創造や適正規模の建物など6項目からなる案を提示し、意見を求めた。附帯施設基本構想の策定業務は国際航業(千葉支店・千葉市美浜区中瀬1―3)が担当。年度内にはまとまる見通し。
基本方針案は、整備コンセプトを「市民の交流拠点づくり」とした。市の総合計画や公共施設等総合管理計画、環境基本計画、一般廃棄物処理施設整備基本計画など関連計画との整合性を考慮し、@利用対象者A施設規模B運営C財政面D環境負荷低減E地域との調和――の6つの側面から検討。
そのうえで、▽基本方針1=多くの市民が交流できる、にぎわいと活力にあふれた交流の場を創造する(利用対象者)▽基本方針2=敷地形状等を活かした適正な施設規模の建物とする(施設規模)▽基本方針3=市民や民間の関われるような運営手法を目指す(運営)▽基本方針4=財政負担軽減のため、投資効果や効率性、収入財源を考慮した施設とする(財政面)▽基本方針5=余熱を有効に活用し、低炭素社会の実現に貢献する(環境負荷低減)▽基本方針6=敷地内に緑を配し、周辺環境と調和した施設とする(地域との調和)――の6項目にまとめた。
附帯施設基本構想は、本年8月の一般競争入札で国際航業に委託。来年3月30日までの工期で進めている。主な業務内容は@基本方針の検討A整備事例の調査B地元意向調査C基本構想案の策定D整備スケジュールの検討E概算事業費・財源の見通し、など。
次期施設はDBO方式により整備。10月に「(仮称)四街道市次期ごみ処理施設整備及び運営事業」の実施方針を公表。今月下旬に総合評価一般競争入札の公告を予定している。その後のスケジュールは、来年7月下旬に落札者を決定し、9月議会で契約を締結。19年4月の着工、21年9月末の竣工、同10月の稼働を目指す。
施設の建設場所は吉岡677番1他地先。敷地面積は約5・45ha(附帯施設用地及び市道を除く)。施設は焼却施設、マテリアルリサイクル推進施設、関連施設で構成。
焼却施設は、処理方式が全連続燃焼ストーカ式(ストーカ焼却方式)で、施設規模が日量80t(40t×2炉、1日当たり24時間)。建設費は焼却施設78億2400万円、マテリアルリサイクル推進施設11億7000万円の総額89億9400万円を見込む。
整備運営事業発注支援業務はエックス都市研究所・環境技研コンサルタントJVが担当。