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建通新聞社四国
2017/12/05

【高知】高知県 12月補正案 一般会計に14・5億 牧野植物園整備等

 高知県は12月1日、一般会計に14億5515万円を追加する12月補正予算案を発表した。当初からの累計は4676億6566万円。このうち投資的経費には1億6886万円を計上、主に10月の台風災害による復旧事業費に充てる。また債務負担行為額として、32億3400万円を設定し、牧野植物園整備、新足摺海洋館建設に向けた造成、ゼロ県債工事などに充てている。
 台風21号などの被害対策のうち、インフラ施設の災害復旧事業には3億7000万円を計上。道路60路線の倒木撤去や崩土撤去、路面清掃を進める他、高知城の石垣を修復するための測量委託料などに充てる。
 牧野植物園に新たに整備する「ファミリー園」「スタディ園」(ともに仮称)の工事費には1384万円を計上し、債務負担行為として5億1267万円を設定。2園を合わせ約2万3000平方bの敷地を対象に造成や植栽を進める。
 新足摺海洋館整備には、債務負担行為として9282万円を設定。18年度に発注する建築主体工事に先行し、敷地の切土・盛土や支障物の撤去、仮設道の整備といった造成工事、給排水設備の付け替え工事を進める。
 公共工事の端境期対策として、次年度の地方特定道路整備事業の一部を前倒し発注する「ゼロ県債」事業の債務負担行為には、前年度の約6倍となる6億3500万円を設定する。
 住宅耐震化の支援には2億2157万円を追加、耐震診断400戸分、耐震改修設計と工事にそれぞれ300戸分の支援に対応する。
 12月定例議会は7日に開会、21日までの会期で開かれる。

提供:建通新聞社