香川労働局(辻知之局長)は労働災害の増加が懸念される年末年始の労働災害減少に取り組むため、12月15日から2018年1月15日まで「年末年始ゼロ災香川推進運動」を展開する。
香川県内の今年10月末の死亡者数は9人で前年同期比3人増。休業4日以上の死傷者数は840人で同比13人増。事故の型別では転倒災害が前年度に比べ28件(17%)増加し、挟まれ・巻き込まれ災害が14件(12%)増加。
特に年末年始は繁忙期で、非定常作業などが多くなる時期でもあるため、香川労働局は「異常なし!ダブルチェックで念入りに 年末年始もゼロ災害」をスローガンに、管内の労働基準監督署、労働災害防止団体、地方公共団体などを通じ周知啓発する。
期間中、最重点事項として転倒災害防止対策を徹底。危険箇所のチェック、「見える化」や冬季の転倒災害防止対策に取り組む。この他、三大災害の墜落・転落災害の防止対策と挟まれ・巻き込まれ災害の防止対策の予防を呼び掛ける。また、交通労働災害の防止、KY(危険予知)活動や5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動の徹底や、機械設備の定期自主検査と作業開始前点検の確実な実施、安全衛生パトロールの実施、健康指導などを呼び掛ける。
提供:建通新聞社