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建通新聞社(東京)
2017/12/05

【東京】泉岳寺駅周辺再開発、20年度着工へ

 泉岳寺周辺地区市街地再開発事業の実施に向け、再開発準備組合が環境影響評価(アセス)調査計画書をまとめ東京都に提出した。泉岳寺と国道15号に挟まれた約1・8fを事業区域に、41階建て延べ約14万平方bの建物を中心とした3棟の再開発施設を建設する計画。今後、アセスや都市計画手続きなどを進め、2020年度の着工、24年度の完成を目指す。
 同事業では、京浜急行線・都営浅草線の泉岳寺駅の南西側に位置する港区高輪2丁目の約1万8000平方bを事業区域(敷地面積は1万1400平方b)とする。既存の集合住宅や事務所、泉岳寺前児童遊園などを撤去し、跡地にA棟(鉄筋コンクリート一部鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下3階地上41階建て延べ14万1000平方b)とB棟(鉄骨造3階建て延べ1350平方b)、C棟(同造3階建て延べ650平方b)の3棟の再開発施設を建設する。
 国道15号に面するA棟は住宅・業務・店舗・駐車場で構成。泉岳寺参道の両側側道に配置するB棟とC棟には、現在の仲見世の機能を踏襲した形で店舗・住宅を整備する。住宅は計750戸、駐車場は400台分を確保する。
 泉岳寺駅や泉岳寺、周辺市街地を結ぶバリアフリーの歩行者ネットワークを形成するとともに、駅前広場を整備する。
 20年度に既存建物の解体と仮設工事を開始し、同年度中に土留め・杭・土工事にも着手。21年度に地下・地上躯体工事を始め、24年度に外構を含めた全ての工事を完成させる。
 事業協力者として住友不動産が参画。アセス調査計画書の作成は日建設計(千代田区)と日本工営(千代田区)が担当した。

提供:建通新聞社