日本工業経済新聞社(茨城)
2017/11/22
【茨城】県道深芝浜波崎線で交差点2カ所を整備
一般県道深芝浜波崎線の拡幅整備を進める県潮来土木事務所は、東松下(矢田部地先)と植松(同)の2カ所の交差点改良工事を計画。1月以降に植松交差点の舗装工事を、来年度以降に東松下交差点の改良工事を発注する。
同路線は、神栖市東和田〜波崎地先を南北に縦貫する総延長36・647qの県道で、国道124号を補完する道路。このうち、現道幅員が約5mと狭あいな西松下交差点〜県道波崎港線との交差部までの延長約9150m区間を、両側に歩道を設置するなどして幅員約14mに拡幅する工事を行っている。
円滑な工事を実施するため、工区を4つ(1工区1560m、2工区800m、3工区3900m、4工区2890m)に分け促進している。すでに1工区の一部延長740mと4工区は供用している。
現在整備を進めている1工区内には、北から南に向かい西松下、東松下、植松の順で交差点が位置する。西松下〜東松下まで(約740m)は工事を済ませ供用している。残る東松下〜植松交差点については両交差点付近で用地買収を、交差点を除く約700m区間で拡幅工事を行っている。
本年度は、既に着工している拡幅工事の進捗を見ながら、植松交差点の舗装工事を行う。交差点付近は本線に加え延長80m、幅員3m右折レーンが設けられ全幅13mで整備。現在は、路盤工が進められており、年明けにも最終となる舗装工事を発注する予定だ。舗装工事の規模など具体的な内容は、擦り付け部分の用地買収の様子で、暫定的な整備とするかなどを検討しているところ。
一方、東松下交差点側では、NTTで光ファイバー工事を行っているため、同工事の進捗を見ながら発注していく。同事務所の工事発注見通しでは、年度内の着工を予定しているが、新年度明けになる可能性を示唆する。整備延長は約70m、全幅員14mで右折レーンは設置しない。工種ごとにせず、一括で発注する考えだ。
なお、2工区は事業化に向けて日拓測量設計で概略設計業務を実施しており、早期着工を目指す。3工区は周辺の交通量などみながら事業化を検討している状況だ。