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　石川県土木部営繕課は、金沢市出羽町地内「東京国立近代美術館工芸館移転整備工事（建築）」について、１２月中に一般競争入札を公告する。
　新たな工芸館の建設規模はＲＣ造一部Ｓ造、Ｗ造地下１階地上２階建て延べ約２８９３平方メートル。
　施設整備にあたり、明治期に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎及び金沢偕行社（ともに国登録有形文化財）を解体した上で、移築・活用するほか、過去に解体撤去された司令部庁舎の両翼、偕行社の講堂部分も復原整備する。
　建築分の概要は、ＲＣ造一部Ｓ造地下１階地上２階建て延べ約１９００平方メートル（別棟・電気室含む）。工期に５７０日間を見込む。
　一方、「東京国立近代美術館工芸館移転整備工事（旧陸軍金沢偕行社）」及び「同（旧陸軍第九師団司令部庁舎）」（１１月２９日に開札）については、４日に落札者が決定予定となっている。概要は、金沢偕行社（Ｗ造２階建て延べ５４９平方メートル）、第九師団司令部庁舎（Ｗ造２階建て延べ５４４平方メートル）の各移築等にかかる建築工一式。
　このほか、同移転整備工事に係る▽空調設備▽給排水衛生設備▽電気設備―の４件（いずれも一般競争入札案件）は第４四半期中に公告する。
　基本・実施設計は山岸建築設計事務所（建築）、浦設備研究所（設備）がそれぞれ担当。