高知県は、2017年度予算で工事費を計上し、20年度までの期間で債務負担行為を設定していた和田トンネル(北川村)本体工について、工事発注が18年度以降にずれ込む可能性が高くなった。工事の執行に必要な国からの補助金が得られなかったためで、18年度も引き続き国に対し補助金を申請、交付されれば本体工を発注する。
和田トンネルの延長は2237b。四国8の字ネットワークを形成する国道493号北川道路2−2工区(北川村和田〜柏木、延長4`)に建設される。県は、トンネル本体工に向け、17年度予算に3億1579万円、20年度までの債務負担行為として55億2631万円を設定していた。
北川道路2−2工区には、この他に橋梁2本と柏木トンネル(仮称・延長269b)の建設が計画されているが、県では当面和田トンネルの建設を優先する方針。
提供:建通新聞社