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日刊建設工業新聞
2017/12/01

【鳥取】台風21号による林道災害 28カ所、3億円余り申請

 10月下旬の台風21号で被災した県内の林道施設の災害査定が12月11日の週に実施される台風18号災害の災害査定に引き続き、12月18日の週に行われる。県内の林道施設の被害は、32路線42カ所で被害額は3億6000万円あまりとなっている。そのうち、災害査定には、小規模災害を除く16路線28カ所に3億円を上回る復旧費を申請する方向で復旧計画書のとりまとめが進められている。
 そのうち、渓流に架設している延長5〜7bの小規模な床版橋4橋が土石流で被災した県が管理する鳥取市河原町北村の延長約2`、幅員3・6bの赤井谷線では、流出した3橋の復旧や法面復旧などに総額で約1億2000万円を試算している。現在、2橋はボックスカルバート、1橋は上部工をPCか現場打での復旧を検討している。このほか、路側が延長69bにわたり崩壊した八頭町大江の笹ヶ平線は道路の付替えを検討しており、5000万円を上回る復旧費を申請する方向で調整している。また、4日の週に実施される台風18号被害の災害査定には、鳥取市を中心に県内の12路線16カ所に約2億円の復旧費が申請される。小規模災害を除く台風21号の11月30日までの被害状況は次の通り。
▽鳥取市=4路線8カ所、約1億7100万円
▽岩美町=2路線3カ所、約2300万円
▽八頭町=2路線2カ所、約6000万円
▽三朝町=2路線4カ所、約3500万円
▽南部町=3路線8カ所、約5000万円
▽日南町=2路線2カ所、約500万円
▽江府町=1路線1カ所、約300万円


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