京都市は29日、30年度当初予算編成における政策的新規・充実事業の要求状況を発表した。
政策的新規・充実事業の要求件数は106件で、経費は151億円。経費のうち投資的経費は124億円、消費的経費は27億円。
主な建設関連事業をみると、文化市民局は▽京都コンサートホールの機能維持・長寿命化に向けた修繕計画の策定1500万円▽京都市美術館再整備事業56億5340万円▽(動物園)サルワールド再整備事業580万円▽二条城の保存・活用推進1億3170万円▽横大路運動公園の再整備・防災機能強化(多目的グラウンド等の設計)5000万円▽運動施設長寿命化計画の策定1億1100万円、産業観光局は▽学術研究・先端産業等用地の創出2500万円▽大規模集約型林業モデル事業(モデル地区の境界明確化や事業計画策定に向けた調査等)1900万円、保健福祉局は▽(福祉系)3施設一体化整備事業(基本設計・実施設計及び解体設計等)9580万円▽障害者生活介護事業所等整備助成(新設2ヵ所助成)8560万円▽保護施設整備助成(救護施設の整備・運営予定事業者への助成)1億2520万円▽介護基盤等整備助成(特別養護老人ホーム等)・未定▽「民泊」対策事業7500万円、子ども若者はぐくみ局は▽民間保育所等整備助成・未定、都市計画局は▽洛西口〜桂駅間プロジェクトの推進(高架下公共施設基本設計及び実施設計等)3630万円▽駅等のバリアフリー化の推進(阪急西院駅、JR西大路駅、桃山駅、京都駅)2億4880万円、建設局は▽入洛客の受入環境の整備・充実(観光駐車場等のトイレリニューアル等)4億0500万円▽いのちを守る都市基盤防災・減災対策プロジェクト49億3800万円(緊急輸送道路に面する斜面等の防災対策5億4280万円、耐震補強17橋及び老朽化修繕8橋30億8390万円、普通河川整備プログラムに基づく普通河川緊急対策事業[3河川]2億9900万円、河川維持保全基本計画に基づく普通河川点検業務1900万円、京北周山地域浸水対策5300万円、排水機場長寿命化修繕計画に基づく排水機場の老朽化修繕(12排水機場及び2樋門)8億8920万円、災害に強いまちづくりのための道路台帳整備5110万円)、消防局は▽消防用ドローンの導入1800万円▽民泊等に対する防火対策の推進300万円、教育委員会は▽青少年科学センタープラネタリウムリニューアル310万円などを要求した。