小浜市は、新幹線を活かした「新まちづくり構想(素案)」策定に向けた調査検討業務を、公募型プロポーザルで業者選定するため、27日に実施要領等を公表した。参加表明書は12月4日午後5時まで人口増未来創造課に持参、郵送で受付。
16・17年度市指名競争入札参加資格者名簿に登録され、過去10年以内で新幹線またはリニア中央新幹線に関するまちづくり構想検討業務の実績(元請けとして業務完了したものに限る)など。企画提案書等は12月11日まで受付。プレゼン(後日通知)を経て、20日の業者決定を目指す。
嶺南地域は北陸新幹線小浜・京都ルート実現により、首都圏や関西圏と直接結ばれ、流動人口、定住人口増加につながり、飛躍的発展に大きく寄与することが期待される。市における総合計画をはじめとする各種計画は北陸新幹線を前提条件に含めておらず、小浜・京都ルート開通を踏まえた「新まちづくり構想」策定が求められる。
本業務では、▽市を取り巻く環境・ポテンシャルの整理(人口、産業構造の変遷、交通基盤の状況、市と周辺地域とのつながり)、中長期的将来の時代潮流展望(人口、AIや自動走行等の技術革新、グローバル化)▽北陸新幹線効果に関する整理(主な諸元整理、時間距離)▽他都市分析(必要となる新幹線都市統計データ整理)▽まとめ(新幹線が市にもたらす可能性について整理するとともに、今後調査検討すべき事項について考察)―などを行う。
履行期間は18年3月23日。委託上限額は160万円(消費税及び地方消費税含む)。問い合わせは人口増未来創造課(電話0770―64―6008、担当・森下氏)へ。