秋田市企画調整課は、11月補正予算案に県・市連携文化施設整備事業費として24億7,467万6,000円を提案した(関連記事22日付1面)。市が主体となって行う秋田和洋女子高校校舎の建物移転補償や用地取得のほか、県が主体となって行う文化施設の実施設計費などの負担金が含まれる。年割額は今年度が4,415万4,000円、30年度が12億3,669万3,000円、31年度が4,417万9,000円、32年度が11億4,965万円。
市は今月21日に開かれた市議会総務委員会(閉会中)において、和洋高校校舎の補償額を概算で約20億円と算定した旨を報告しており、年度内には建物移転補償契約が締結される見通しとなっている。移転補償の経費負担は文化施設の土地・建物と同様、県が57.5%、秋田市が42.5%。財源には社会資本整備総合交付金や公共施設等適正管理推進事業費を活用する予定。
県・市連携文化施設は、現在の県民会館解体跡地と和洋高校校舎棟敷地を活用し、鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上5階・地下1階建て、延べ床面積約21,500u規模で計画、現在は佐藤総合計画・小畑設計共同企業体で基本設計を進めている。
提供:秋田建設工業新聞社