薩摩川内市は、川内駅東口に建設するコンベンション施設事業を12月議会に諮り、12月22日にも本契約を結ぶ。また、補正予算案に13億5000万円を前払い金として計上。構成企業が設立した特別目的会社薩摩川内MICEに業務を委託する。同社は、実施設計に着手し、2018年11月着工、20年7月供用を目指す。契約金は税込みで59億9400万円。このうち、施設整備に36億9360万円、維持管理等に23億40万円を充てる。
同市は、施設整備・運営事業をコスト削減や施設の機能、デザインの一体化確保などの観点からPFI手法を採用した。北側にコンベンション施設。南側は、民間収益施設のホテル棟や商業棟で構成し、中央には広場を配置する。
コンベンション施設棟はS一部RC造3階建約7000u。1階に産業や交流支援機能などを配置し、2階がホール、3階に会議室などを設ける。民間収益施設はS造7階建約5200u。ホテルやレストラン、商業施設で構成する。
代表企業は鹿児島ディベロップメント。構成企業は、建設を担当する植村組、九電工、運営のセイカスポーツセンター、維持管理の南日本総合サービス。協力企業は、建設が大和リース、設計監理は石本建築事務所、アシスト設計が担当。
事業期間は、維持管理運営が40年3月31日までの20年間、民間収益施設は30年間。