京都市は、左京区北白川の北白川小学校で環境配慮型長寿命化改修工事に乗り出す。
市が進める環境に配慮した学校施設の長寿命化事業は、既存の学校の建物を活用して様々な観点からの改修を総合的に行うことで効果的に学校施設をリニューアルし、学校運営における温室効果ガス排出量の削減や、物理的経年劣化状況の改善、学校施設へのニーズに応える改修により、改築までの期間を延長し、建物の建築から廃棄に至るまでの生涯の温室効果ガス排出量(ライフサイクルCO2)の削減を図るのが目的。
市教育委員会は北白川小学校、桃山東小学校、桂中学校の3校について、環境に配慮した学校施設の長寿命化事業の第7グループとして28年度に基本計画策定業務を公募型プロポーザルで業者選定し、コム・キューブ(京都市中京区)で進めた。
29年度は、北白川小学校環境配慮型長寿命化改修工事設計業務委託ただし、建築及び設備工事基本設計・実施設計業務の入札を7月に実施し、コム・キューブ(京都市中京区)が落札。また同工事用地における地質調査業務の入札を7月に実施し、関西土木技術センター(京都市伏見区)が落札した。
改修工事は30年7月中旬から着工する予定。完成は31年3月中旬の見通し。環境配慮型長寿命化改修工事に伴い、昇降機・屋内階段棟として延96・92u(建築面積48・46u/建築物の高さ8・485m)、その他付属4棟として延31・31u(建築面積25・21u・建築物の高さは2・456m)を建設する。構造はS造他。
北白川小学校(左京区北白川別当町70)は、▽北校舎1(RC造3階建、延721u/昭和30年築)▽北校舎2(RC造3階建、延277u/昭和31年築)▽北校舎3(RC造3階建、延563u/昭和33年築)及び▽東校舎(RC造3階建、延794u/昭和51年築)及び▽西校舎1(RC造2階建、延263u/昭和57年築)▽西校舎2(RC造2階建、延624u/平成元年築)▽西校舎3(RC造2階建、延359u/昭和60年築)及び▽屋内運動場809u。