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　北陸地方整備局は、国道８号朝日温海道路事業について、１８年度以降に残事業費約１７５６億７１００万円を投入し、トンネルや橋梁工事などを進め、２７年度供用を目指している。１７年度第３回事業評価監視委員会で事業継続が認められた。
　朝日温海道路は村上市川端地先から山形県鶴岡市大岩川地先までの延長４０・８キロで計画。１３年度に事業化し、１６年度に着工。９月には１号トンネル工事の掘削着手などに伴い、起工式が行われた。全体事業費は約１９００億円で、１７年度末までの投資予定額は約１４３億円（進ちょく率８％）。事業全体の完成により、災害における広域的な緊急物資輸送のリダンダンシーの確保、救急医療施設への搬送時間の短縮、安定的な物流ルートの確保に資する道路ネットワークの強化などの効果が期待される。
　残事業費のうち工事費は１２６３億７６００万円。内訳は、▽改良費３９８億４８００万円（土工３０５億６８００万円、法面工４億７００万円、擁壁工６億８６００万円、管渠工１８００万円、函渠工８億４７００万円、排水工５億８６００万円、中央分離帯工８億円、雑工５９億３６００万円）▽橋梁費１２１億円（１００メートル以上９橋＝７４億４５００万円、１００メートル未満２１橋＝４６億５５００万円）▽トンネル費５５５億２４００万円（上下線１９本）▽ＩＣ・ＪＣＴ費７１億４１００万円（ＩＣ７カ所）▽舗装費８６億５９００万円（車道舗装）▽付帯施設費３１億４００万円（交通安全施設工）―。そのほか、用地費・補償費は６１億２７００万円、間接経費（地質調査、測量、設計）４３１億６７００万円。