高知市は、整備を進めている下島地区土地区画整理事業について、宅地造成や道路などの築造工事となる「その3」の一般競争を年明けに公告する。現在施工中の1ブロックに続き、2ブロック前期の範囲が対象となる。
「その3」の概要は、整地1500平方b、側溝新設延長200b、舗装工800平方b、擁壁工延長110bなど。工期は約7カ月。
下島地区土地区画整理事業の全体面積は3・2f。全体を3ブロックに分け、ブロックごとに南側を前期分、北側を後期分として既存建物の移転補償や解体などを進めている。10月3日に開札した「その1」では、1ブロック北側の宅地造成や道路新設などを進め、10月24日に開札した「その2」では、縄手川に架かる下島橋の架け替えや水路側にある道路新設などを進めている。
2018年度は、建物移転の進捗状況によるが、2ブロック後期の築造を下半期に発注予定。さらに3ブロックの前期、後期の築造を順次進め、19年度中の引き渡しを目指す。全体では、幅員5〜6b、総延長1361bの区画道路、幅員3b、総延長301bの歩行者専用道路、延長305bの縄手川水路築造などの工事を計画している。
道路や造成以外にも、街区公園や防火水槽、集会所、ポケットパークの整備を行う。街区公園は2カ所に整備、18年度に設計を外注し、地元住民とのワークショップを3回程度開催した後、整備内容を決める。工事はどちらかを19年度、もう一方を20年度に発注する。また規模の大きな2号街区公園には防火水槽を設置、先行して18年度に工事を発注する。
集会所の新築に向けては、現在アートヴィラ設計(高知市)に委託して設計を進めており、18年度に工事発注する。規模は木造平屋約100平方b、洋室、押し入れ、台所、トイレを整備する。
ポケットパークは19年度に工事発注する予定。地区北側に整備し、広さは約140平方b。タイル舗装や違法駐車防止のための車止めなどを設置する。
提供:建通新聞社