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建通新聞社四国
2017/11/24

【徳島】徳島県 11月補正予算案を公表

徳島県は20日、1億1000万円を追加する一般会計補正予算案を発表した。当初からの累計額は4942億8105万円となり、前年同期と比べ額にして117億7261万円減、率にして2・3%減となった。
 補正額1億1000万円は、2019年開催のラグビーワールドカップにおけるジョージア代表チームの事前キャンプ地誘致の実現に向け、鳴門・大塚スポーツパーク(鳴門総合運動公園)球技場の芝生改修などに充てるため、一部事業費を計上するもの。球技場のフィールドコンディションの低下や芝生の慢性的な生育不良、散水・排水機能を改善するため、芝生の張り替えや散水栓(給水管施設、水栓施設)などを整備し、競技者の負担軽減やオーバーシードによる通年緑化、自動散水による管理機能の向上を図る。総事業費は4億1000万円(3億円は債務負担措置)。
 なお、本補正では、ゼロ県債(債務負担行為)を活用。限度額9億円を設定し、年度末までに前倒しで工事を発注することにしている。内訳は債務負担の追加で県営住宅建設事業工事請負契約に0・3億円。同変更で道路改築事業工事請負契約に3・3億円、緊急地方道路整備事業工事請負等契約に1・5億円、床上浸水対策特別緊急事業工事請負等契約に3・4億円、地すべり対策事業工事請負等契約に0・5億円。
 これは、公共工事の円滑かつ効率的な施工、適正な利潤の確保による建設企業の「経営の健全化」や就労環境の改善による「働き方改革の実現」につながる「公共工事の施工時期の平準化」をさらに推進するのが狙い。建設産業の持続的発展や事業効果の早期発現を図ることにしている。
 補正予算案は、11月27日開会予定の県議会定例会に上程する。

提供:建通新聞社