日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/22
【山梨】中部公園整備前倒し 甲斐市補正案に芝張り、広場、園路
甲斐市は21日、定例記者会見を開き、市議会第4回定例会に提出する議案説明を行った。中部公園整備を前倒しで実施するとして補正予算案に工事費を計上。セミナーハウス整備の差金を加えて、2月にも入札を執行して年度内着工を目指す。
12月補正予算案の工事費としては、幹線道路整備で290万円、公園建設で1597万円、小学校施設整備で1200万円、敷島中学校管理で650万円などを計上している。
セミナーハウスの建設を進める中部公園整備においては、同建設の差金に今回計上の1597万円を加えた5300万円をハウス南側の公園施工に充当する。現存の樹木を伐採して張芝を行う芝生広場は約2100u、現状の遊具を生かして整備する子ども広場は約650uを想定。南端には市道一本橋線から西へ延伸する幅員3mの園路も設け、来年2月には入札執行の見込み。年度を繰り越し事業を進める。
なお、北側にマンホールトイレ(4基)を設置するなどのセミナーハウス周辺外構整備は、来年度の当初予算で費用を対応。一般用19台分、身障者用2台分の駐車スペース増設も含まれており、芝生広場などの進捗を見ながら着工の時期を見定める予定だ。
学校整備は、竜王西小学校の普通校舎(3階建て)の外階段改修を予定している。コンクリート製の施設は老朽化による傷みが著しいための措置で、予算議決後早い時期に発注する意向だ。
補正案の総額は11億5866万円の追加で、累計額を263億6326万円としている。