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建設新聞社
2017/11/22

【東北・山形】アール・アイ・エーに委託 酒田駅前再開発事業の実施設計

 JR酒田駅前の再開発事業を手掛ける第三セクターの光の湊(山形県酒田市幸町1の3の1 大野重美代表取締役社長)は21日、酒田駅前再開発事業に係る実施設計を開札し、アール・アイ・エーの落札を決定した。落札金額は2億0500万円。
 基本設計(担当=アール・アイ・エー)によると、事業地は酒田市幸町1ほか地内の旧ジャスコ跡地と隣接街区を含めた約1・4f。この敷地をA〜Cの3つに分けて整備するとし、残りの敷地は広場やバスベイとして活用する。
 A敷地には、S造8階建て、延べ1万1518平方b規模の施設を建設する。内部は、1階〜3階にライブラリーセンター、3階〜8階にホテル(146室)をメーンに配置するほか、1階はブックカフェ、観光情報センター、2階はレストラン、バンケットをそれぞれ設置する計画だ。ライブラリーセンターの蔵書数は約30万冊で、425席の閲覧席を配置する。
 B敷地は、駐車台数266台の立体駐車場を整備し、1階の広場に面してバス待合所、店舗を設ける。施設規模はS造5階建て、延べ約7723平方b。
 また、C敷地にはRC造10階建て、延べ約4977平方b規模、56戸の集合住宅を建設するとしている。外観デザインとして、住戸間の壁やバルコニー床をシャープに強調したデザインとすることで、住宅の立面をスタイリッシュに仕上げる意向だ。
 今後、実施設計を2018年3月末までにまとめて、来春の着工、21年2月末の完成、同年4月の開業を予定している。

 提供:建設新聞社