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建設経済新聞社
2017/11/22

【京都】12月補正の一般会計25億台 医大精神科病棟整備に2億

 京都府の山田啓二知事は21日、定例記者会見で12月補正予算案の概要を発表した。
 台風18号、21号被害に関する追加補正及び事業実施の環境が整ったものについて予算編成した。一般会計は25億円台で、このうち災害関連予算は18億円台。なお台風災害復旧関連予算は、9月補正の台風21号災害復旧の38億円、台風18号災害復旧の44億円とあわせ約100億円となる。
 土木施設の災害復旧は11億円規模。崩土した道路の復旧等(舞鶴和知線、京都広河原美山線等)、河川護岸工等(高屋川、上林川等)を実施する。
 農林水産施設の災害復旧は2億円規模。豪雨により崩壊した茶園の復旧等(宇治田原町禅定寺等)を実施する。
 河川等災害関連事業は4億円規模。砂防ダムの復旧及び補強工事(朝根川ダム(綾部市)等)等を実施する。
 府民利用施設の災害復旧は2000万円規模。強風により破損した府立植物園の観覧温室の復旧を行う。
 内水減災対策事業には9000万円規模の債務負担を設定する。中丹・山城地域に排水ポンプ車の配備(2台)を行う。
 府立医科大学附属病院精神科病棟整備事業は2億円規模。精神科病棟の療養環境向上を図るため既存病棟を改修し移転する。
 移転先病棟におけるスペースの確保及び改修設計が完了した。患者サービス向上に向け、個室増(7室→19室)で療養環境を向上させる。30年8月に移転予定。老朽化が進んでいる現病棟(昭和42年建設、築50年)は解体する。
 会見ではこのほか、府立医大附属病院の北側に建設していた「永守記念最先端がん治療研究センター」が完成し、11月25日に引渡し式等が行われることも明らかにした。