建通新聞社
2017/11/22
【大阪】大阪府予算要求 一般会計1・6兆円を要求
大阪府は、2018年度当初予算の編成に向けて、各部局からの予算要求状況を公表した。一般会計の予算要求総額は1兆6335億1100万円で17年度当初予算比1・4%減。特別会計は1兆3016億3700万円で0・2%減となった。ハード事業では、連続立体交差事業や、東住吉警察署建て替え整備事業などが盛り込まれた。
都市整備部では、モノレール道整備費として6億9964万円を要求。門真市駅〜瓜生堂駅(仮称)延長約9`の延伸事業などを実施する。18年度は事業認可図書作成、基本・詳細設計などに着手する予定。
また、連続立体交差費で96億5627万円を要求。18年度は、南海本線・高師浜線(高石市)の鉄道高架化工事、京阪本線(寝屋川市・枚方市)の用地買収、阪急京都線(摂津市)の用地買収などを予定している。
この他、道路改良費で146億9146万円を要求。18年度は、国道170号、西京高槻線、国道371号(2期)、大阪中央環状線(瓜生堂工区)などを対象に、延長約5・1`を整備する予定だ。
住宅まちづくり部では、密集住宅市街地整備促進費に18億9833万円を要求。道路・公園の整備、老朽建築物除去を行う市に対し補助する。対象市は、大阪市、堺市、豊中市、守口市、門真市、寝屋川市、東大阪市の7市。18年度は、測量・調査・設計・用地取得などを実施する予定。
府警察では、東住吉警察署建て替え整備事業費で2億5516万円を要求。18年度は、新庁舎の実施設計や旧庁舎の撤去工事、仮庁舎リースなどを予定。この他、八尾警察署移転改築では317万円、守口警察署移転改築では8384万円、中堺警察署新設では7336万円をそれぞれ予算要求している。