日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/21
【山梨】グリーンベルトなど来年度以降に23カ所 甲州市の通学路安全対策
甲州市は、本年度までに点検実施した通学路安全対策箇所を明らかにした。2018年度以降に対応するとしているのは23カ所で、道路幅が狭いと指摘された市道小佐手1号線は、延長1qにわたるグリーンベルト設置が対策に挙げられている。
同市をはじめ、県や警察など関係団体合同による点検は14年度から実施しており、これまでに危険として挙げられた箇所は171カ所に及ぶ。本年度は、新たに10カ所について対策が必要として一覧に加えられている。
新規箇所のうち、県警や県道管理者を事業主体とする案件は、おおむね上申済みもしくは本年度予定に組み込んで対応する方針。これ以外、県道塩山停車場大菩薩線の転落防止柵設置(L70m)は、地権者と協議を進める考えだ。
一方、市道では、下岩崎1号線(ジェックス設備サービス北交差点)の路面標示等設置と、小佐手1号線(田草川橋〜東雲小〜青峰園西点滅信号交差点)のグリーンベルト設置への対策は、来年度以降に取り組むスケジュール。狭あいにより両側へグリーンベルト設置(片側済み)が要望される上於曽80号線(上西集会所前道路L400m)、および以前に注意看板設置が求められた熊野43号線における転落防止柵設置(L120m)は、今のところ対策状況は未定とされている。
来年度以降に対策がとられる箇所は別表のとおり。
【写真:グリーンベルト設置により安全対策を図るとする小佐手1号線。国道411号との交差点には歩道橋が架かる】