八幡浜市は、八幡浜港フェリー埠頭(ふとう)再整備事業の一環として、フェリーターミナルビル新築の実施設計を鳳建築設計事務所(松山市)に委託した。期間は2018年3月末まで。18年度に用地の整備を進め、19年度から2カ年で工事、21年度にフェリー会社の内装を終え供用開始を目指す。
施設規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約2800平方b。1階を待合所と切符売り場、2・3階をフェリー会社事務所、4階を展望室兼津波避難場所とし、津波にも耐えられる構造を予定している。
場所は以前、仮設の八幡浜市水産物地方卸売市場があり、現在駐車場として利用している沖新田。耐震性が不足している既存建物は新ターミナルの供用開始後に解体する。
同事業は、愛媛県の防災拠点となる八幡浜港のフェリー桟橋などが老朽化していることを受け、15年度から開始。フェリー桟橋の整備は始まっており、ターミナルビルの整備、臨港道路、駐車場の再整備と併せて、21年度中に終わらせる見通し。
提供:建通新聞社