トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2017/11/21

【徳島】県道路メンテ会議 16年度点検結果

 徳島県道路メンテナンス会議は、2016年度に県内の各道路管理者が実施した道路橋、道路トンネルなど道路施設の定期点検結果(詳報)を明らかにした。すでに今年7月に開いた会合やその後の橋梁年報報告の中で、区分W(緊急措置段階)の対象橋梁や総括を公表していたが、今回、道路管理者別の橋梁・道路トンネル・シェッド・大型カルバート・横断歩道橋・門型標識等の各点検結果を数字の精査を加え、確定値として一覧にまとめた。
 徳島県内の16年度の橋梁点検結果によると、管理施設数1万2606橋(管理者=国・高速道路会社・県・市町村)のうち、約18%に当たる2210橋で点検を実施。緊急に措置を講ずべき状態の判定区分Wに5橋が該当した他、早期に措置を講ずべき状態の判定区分Vには298橋が該当した。この他予防保全観点から措置を講ずることが望ましい状態の判定区分Uは1586橋、健全な状態の判定区分Tは321橋だった。
 判定区分Wに該当した5橋は、阿南市が管理する前島橋の他、中須橋(町道神明葛又線、上勝町)、下梅木橋(町道下梅木線、上勝町)、申川橋(川又大比線、海陽町)、堂平黒松線1号橋(町道堂平黒松線、つるぎ町)で、鉄筋の露出や床版の損傷、鋼材の腐食などが著しく、すでに通行止めまたは重量制限の措置済みで、修繕など恒久対策について検討している。
 この他、区分Vに該当する橋梁298橋の内訳は、徳島河川国道事務所(国)が新加賀須野橋上り(徳島市)など16橋、徳島県が五倍木橋(那賀町)など27橋、徳島市が徳島跨道橋など45橋、鳴門市が木津姫田線1号橋など16橋、小松島市が江田1号線第1号橋(江田潜水橋)1橋、阿南市が明谷橋など22橋、阿波市が馬場コモウ川1号橋1橋、美馬市が玉振谷橋など17橋、三好市が敷ノ上橋など12橋、勝浦町が生名野口橋など10橋、上勝町が堂平橋など10橋、佐那河内村が嵯峨橋など21橋、石井町が麻名高川原24号橋など24橋、神山町が川又橋など15橋、那賀町がイズムネ橋など11橋、海陽町が玉笠橋など11橋、松茂町が松茂10号線5号橋など9橋、北島町が町道32号橋1橋、藍住町が幸島9号橋など2橋、板野町が86号橋など3橋、上板町が町道70号橋など7橋、つるぎ町が中屋橋など8橋、東みよし町が友清橋など9橋となっている。
 これら橋梁は次回点検までに修繕など何らかの対策を講じることにしている。
 一方、道路トンネルやシェッド、大型カルバート、横断歩道橋、門型標識等の16年度点検状況については、いずれも判定区分Wに該当はなかったが、区分Vについて、道路トンネルで国の奥潟トンネル(美波町)など3本、徳島県の大桜トンネル(神山町)など23本、那賀町の十二弟子トンネル1本。シェッドで徳島県の井内東ロックシェッド(三好市)1カ所。大型カルバートで西日本高速道路のBox(藍住−68)(阿波市)1カ所。横断歩道橋で徳島県の北島横断歩道橋(北島町)

提供:建通新聞社