JA新潟厚生連(新潟市中央区 菊池正緒代表理事理事長)は、移転新築を計画している村上総合病院の規模をRC造5階、塔屋2階建て延べ約2万2000平方メートルとし、18年夏の発注を目指す方針だ。
移転新築準備室によると、地震対策については、詳細は伏せながら「災害拠点病院であることから、それにふさわしい対策を講じる」という。また、発注については「方法は未定だが、18年の夏に発注し、夏から秋にかけて着工したい」としたほか、施設の詳細については「17年度内に、何らかの方法で公表したいとは思っている」と話している。
村上駅西側の民有地に建設する新病院の1階には外来診療部門を集約し、2階は人工透析室やリハビリテーション室、手術室などを置く。3階以上が病棟となり、屋上にヘリポートを整備予定。病床数は現行と同規模の263床程度とする方針。また、院内保育施設は、病院棟とは別棟で整備し、定員は十数人程度とみられる。診療科は改編などが行われた関係で19科となる。
村上市では20億円を限度とする支援基金を設置しており、共同で事業に取り組むための覚書を締結している。開院予定は20年10月。
設計は石本建築事務所(東京都)が担当。