県土整備部は「11月補正」に要求する2017年度土木公共事業の繰越額43億8600万円をまとめた。台風被害による災害復旧費29億7300万円が中心で、30日開会予定の11月定例県議会に提出する。
同部の繰越額は、9月補正までに承認された4800万円を加え総額44億3400万円。11月補正後の土木公共事業費482億9700万円のうち9・1%を占める。
今回要求する繰り越し事業は、9月の台風18号によって被災した私都川(八頭町下峰寺)など155カ所の災害復旧費22億8700万円、鳥取港などの港湾災害復旧費6億8600万円が柱。このほか主な事業は、鳥取鹿野倉吉線・竹田橋橋りょう補修に6500万円、国道180号福長−菅沢工区改築に6000万円、大路川河川改修に1億2000万円、勝部川河川改修に1億6000万円など。
同部はこれら事業を11月県議会で繰り越し措置後、18年度にまたいだ工期を設定した上で、年明けから執行を本格化させる。
日刊建設工業新聞