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建通新聞社(東京)
2017/11/21

【東京】都 日野高校改築基本設計を松田平田に

 東京都財務局は「都立日野高等学校 (29)改築工事基本設計」を松田平田設計(港区)に委託する。プロポーザル方式で選定し、11月20日に同社が見積もった5000万円(税抜き)で契約することを決めた。グラウンドの一部に延べ床面積約1万平方bの規模で新たな校舎を建設し、機能移転後に既存校舎を解体、跡地に延べ床面積約2700平方bの体育館・プールを整備し、その後既存の体育館などを取り壊す計画。21日に随意契約を結んで設計作業を開始し、20年度に第1期の工事に着手する考え。
 日野高校(日野市石田1ノ190ノ1、敷地面積3万6277平方b)には現在、校舎棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ7261平方b)▽特別教室棟(同造2階建て延べ2510平方b)▽体育館棟(鉄骨造2階建て延べ1433平方b)▽武道場棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1624平方b)―などの建物がある。いずれも老朽化し、設備も陳腐化しているため全て建て替える。
 新築する建物の規模は、校舎棟が延べ床面積1万0497平方b、体育館・プール棟が同2755平方b。敷地の西側にある総合球技コート部分に校舎棟を新築し、機能を移転後に既存校舎を解体。体育館・プール棟を建設し、完成後に既存の体育館棟や武道場棟、プールを解体。最後にグラウンドを改修する。基本設計業務の中で最適な建物の配置や構造・規模、工程、概算事業費などを絞り込む。
 17〜18年度に基本設計、18〜19年度に実施設計作業を進め、20年度に1期工事として校舎棟の改築に着手する。22年度の完成後、同年度中に2期工事として既存校舎棟の解体を開始し、23年度に完了させる。続く3期工事では23〜24年度の2カ年で体育館・プールの改築を実施する。24〜25年度に行う4期工事で既存体育館・プールを解体し、最後に5期工事として25年度にグラウンドを改修し事業全体を完了させる。

提供:建通新聞社