日本工業経済新聞社(茨城)
2017/11/07
【茨城】阿見町が荒川本郷1・5ha売却へ
阿見町都市計画課はこのほど、荒川本郷地区(Gブロック)の町有地売却業務について、公募型プロポーザルの手続きを開始した。対象地は荒川本郷字北古辺1902−5ほか18筆の1万5010u。大規模開発を想定し、不動産鑑定を基に決定した最低処分価格は6532万3990円。12月15日まで参加表明書を受け付け、書類選考を経て、来年1月26日にプレゼンテーション審査を実施。2月2日までに選考結果を通知し、同月下旬にも本契約を締結する。
荒川本郷地区は、JR常磐線の荒川沖駅の南東へ1〜3qに広がる住居地域。2002年度に独立行政法人都市再生機構(UR)が土地区画整理事業を中止し、15年度末には土地が町に譲渡された。
町は当該地区を定住促進の重点地区に定め、宅地開発や道路などの都市施設整備の促進に民間活力の誘導を図る方針とし、公募型プロポーザルによって同地を購入して市街地整備を展開する提案を募集することとなった。
スケジュールによると、12月15日まで参加表明書などを受け付け、書類選考(参加資格、類似業務経験、財務状況の評価)で3社以内に絞り込む。その後、来年1月18日まで企画提案書を受け付け、同月26日にプレゼンテーションとヒアリングによる審査を行い、契約候補者と次点者を選定する。
審査項目は@適格性A基本方針B実現性C開発計画D期待する効果E価格−。
2月の議会で承認を得て、同月下旬にも本契約を結ぶ見通し。