香美市は、新たな図書館と美術館収蔵庫の各建設候補地を12月中に決定したい考えだ。図書館と収蔵庫は分築する方針で、各建設用地決定後、2018年度中をめどに、用地測量、地質調査などを実施した上で、プロポーザルを経て、基本設計などを外注する。早ければ、19年度に本体工事に着手し、20年度の完成を目指す。
図書館、美術館収蔵庫の新築を巡っては、16年7月から建設に関する検討委員会で議論が重ねられてきた。
同委では本年2月、建設候補地を「旧Aコープとさやまだ」(土佐山田町百石町2丁目)の周辺を選定。2階建て延べ1500平方b程度の図書館、200平方b程度の収蔵庫を併設するとしていたが、「意思決定プロセスが不透明」などの理由で議会が反発。5月に計画は白紙に戻った。その後、パブリックコメントなど行い、引き続き、同委で建設候補地を再検討してきた経緯がある。
現図書館(土佐山田町東本町2ノ1ノ20)は、以前郵便局があった建物を譲り受け、運営しているが、施設が老朽化。駐車場が狭いなどの問題が指摘されている。
提供:建通新聞社