三豊市は、永康病院の建て替えに向け策定作業を進めている基本構想の成果を、12月定例議会に報告する見通し。2018年度は予算措置が順調なら、基本計画・基本設計を委託する。
基本構想では、現地で建て替えする際の既存施設の除却を含めた、新施設建設の手順の他、全面移転する場合の候補地、病床数、整備スケジュールなどをまとめる。さらに、建設工事および完成後の運営にPFI手法を導入するかどうかを基本計画・基本設計の作業の中で検討する方針。
当初計画では、新耐震基準を満たしていない本館棟(鉄筋コンクリート造5階建て延べ約5400平方b)と管理棟(同造2階建て約765平方b)の両棟を統合した新施設を建設して現在の病床数199床を減らし、併せて精神科病棟(同造2245平方b)を改修する。現施設にはこの他、別館棟(同造2階建て)、リハビリ棟(鉄骨造平屋で延べ8842平方b)がある。敷地面積は1万3508平方b。所在地は詫間町詫間1298ノ2。
基本構想は自治体病院共済会(東京都千代田区)が担当。
現在の病院は完成後約35年が経過し、設備(電気・空調・給排水など)の更新が行われておらず老朽化が進んでいる。
提供:建通新聞社