日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/16
【山梨】来年度施工へ設計完了 甲斐市の中部公園
甲斐市は先頃、公民館の建て替えとともに施設整備を行う中部公園の設計を完了。園路新設や芝生広場設置を予定しており、来年度の施工に向けての準備が整った。
同公園に関しては、中部公民館を解体して新たに建設する学習施設「(仮称)中部公園セミナーハウス」の整備を先行して進めている。建築主体工事は国際建設・依田建設JVが請け負っており、S造2階建て延べ1024・74u規模。講堂や会議室、調理室、和室、備蓄倉庫などが配置され、来年2月を工期に施工を進めている。
建物以外の公園施設については、新しい園路や芝生広場、多目的トイレなどを整備する予定だ。
園路は、公園西側道路へ抜けられるように、駐車場からセミナーハウス南側を通るものと、市道一本橋線から延伸して敷地南側をはしる2本を想定している。地元からの要望を受け、緊急車両の通行も念頭に幅員3mを確保する舗装路となるもよう。
玉幡体育館西側の現在樹木が生い茂っているエリアに芝張りを施す計画で、木陰を形成するケヤキなどの大木数本を残して伐採する。中央を南北にはしる園路は廃止し、敷地南西側の遊具(鉄棒、滑り台、ブランコ、ジャングルジムなど)は継続利用を考えている。
芝生広場の一画に多目的トイレを置くとともに、防災機能の観点からマンホールトイレも設置する。
公園の実施設計はハヤテコンサルタント(甲斐市篠原1436−1)が担当。現段階では、来年度予算に費用を計上して施工を進める方針だ。
【写真:右方を芝生広場とし、左の遊具は継続使用する。中央の園路は廃止され、正面奥でセミナーハウスの建設が進む】