建通新聞社
2017/11/16
【大阪】都計天王寺大和川線の設計着手
大阪市は、JR阪和線の地上軌道部跡に整備を計画する「都市計画道路天王寺大和川線」について、詳細設計を修成建設コンサルタント(大阪市北区)に委託した。本年度内に道路と駅前広場の詳細設計をまとめ、2018年度に駅前広場の整備など一部の工事に着手する予定だ。
整備対象区間は、大阪南部の主要ターミナルの天王寺から大和川を結ぶJR阪和線高架沿いの延長5520b。阿倍野、東住吉、住吉の3区に跨り、標準幅員は29bを想定する。
基本的には区間中にある5駅の全てに駅前広場を整備し、駅間を1〜2本の道路でつなぐ。駅前広場は18年度に工事着手する方針で、完成後に駅間道路の工事に移る予定だ。駅前広場の工事期間は7〜8年ほどを想定しており、駅間道路を含めれば完成までに15年ほどかかる見通し。
駅前広場の面積は、美章園駅2393平方b、南田辺駅5589平方b、鶴ケ丘駅3926平方b、長居駅7877平方b、我孫子町駅6234平方bを想定している。
市では、北側から美章園地域、南田辺・鶴ケ丘地域、長居・我孫子地域の3地域に分け、整備イメージを作成。各地域で道路の断面構成が異なるのが特徴となっている。