千葉県JR線複線化等促進期成同盟(会長・森田健作知事)と自由民主党千葉県議会議員会鉄道問題対策議員連盟(松下浩明会長)は13日、東日本旅客鉄道千葉支社に対する要望活動を行った。要望は全路線共通要望7項目、路線別重点要望12項目の合計19項目で、バリアフリー化の推進やホームドア(可動式ホーム柵を含む)の整備による転落防止対策の促進などを要望した。
JR期成同盟からは遠山誠一・県総合企画部長、野村宗作・県交通計画課長、佐々野晋一・千葉市交通政策課長などが参加。鉄道議員連盟からは松下浩明会長のほか、山本義一幹事長、関政幸議員が出席した。また、JR千葉支社は西田直人支社長、大川潤一郎営業部長らが対応。西田支社長に対し、遠山部長及び松下会長がそれぞれ要望書を手渡した。
JR線期成同盟は、県と県内51市町村及び千葉県経済協議会により構成。1989年7月に設立され、県知事が会長を務めている。
また鉄道議員連盟は、自民党千葉県議会議員の有志により2012年3月に設立された。
要望の内容は次の通り。
【全路線共通要望】
▽災害時における情報提供の円滑化▽安全対策▽施設整備=@バリアフリー化の推進Aホームドア(可動式ホーム柵を含む)の整備による転落防止対策の促進▽複線化▽利用者の利便性の確保▽ダイヤ改正等への地域の意見の反映及び内容の説明▽鉄道利用者増加に向けた沿線活性化策
【路線別重点要望】
▽内房線=@運行区間の延伸A減便となった特急列車の復活と臨時特急列車の定期運行▽久留里線=@運行区間の延伸Aワンマン運転化に伴う安全管理の徹底及び障害者への配慮▽外房線=@通勤・通学時間帯の快速列車の増発A特急列車の増発▽東金線=@通勤・通学時間帯の東京行き快速列車の増発A通勤・通学時間帯の外房線直通列車の増発▽総武本線=@通勤・通学時間帯の普通列車の増発A終電時刻の繰り下げ▽成田線(佐倉〜松岸間)=@運行区間の延伸による終電時刻の繰り下げA早期・深夜時間帯の成田空港駅を発着する普通・快速列車の増発▽成田線(成田〜我孫子間)=通勤・通学時間帯の列車の増発▽鹿島線=特急あやめ号の復活と定期運行▽総武線=@普通・快速列車の増発等による混雑緩和対策の実施Aホームドアの設置▽京葉線=@東京臨海高速鉄道りんかい線との相互乗り入れ及び複々線化Aホームドアの設置▽常磐線=@ホームドアの設置A普通・快速列車の運行本数の改善▽武蔵野線=@混雑緩和のための列車の増発・増結A終電時刻の繰り下げ