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　岐阜市と周辺の３市３町（山県市、瑞穂市、本巣市、岐南町、笠松町、北方町）は、岐阜連携都市圏を形成する。医療や福祉、教育、災害対策、環境、交通などの各分野で連携し市街地再開発や広域的道路網の整備などに弾みをつける狙いだ。東海３県では初の試みとなる。　
　　都市圏の形成に当たり、岐阜市と各市町は連携するための協約を11月２日に結んだ。また、同日には、各市町の市長、町長らで構成する岐阜連携都市圏推進会議が開かれ、２０１８年度から22年度までの５年間を計画期間とする岐阜連携都市圏ビジョンの素案が示された。20日から12月22日まで素案についての意見を募集し、18年３月にビジョンを公表する予定だ。　
　　素案に盛り込まれた主な取り組みは次の通り。　
　　＜圏域全体の経済成長のけん引＞　
　　▽連携中枢都市圏ビジョン懇談会の運営▽岐阜地域産学官連携交流会の実施▽観光フェアの共同開催　
　　＜高次の都市機能の集積・強化＞　
　　▽２次救急医療体制の確保▽市街地再開発事業の促進▽圏域内の主要公共施設の洗い出しと利用状況の把握に向けた検討体制の構築　
　　＜圏域全体の生活関連機能サービスの向上＞　
　　▽特色ある教育施策の情報共有・展開▽圏域の都市計画の推進▽広域避難態勢の整備・強化▽生物多様性の保全▽地域に適した市（町）民協働型の公共交通の形成▽広域的道路網の整備促進

提供：建通新聞社(2017/11/09)