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建通新聞社(中部)
2017/11/14

【岐阜】厚生会の新病院 久米に設計委託 施工者はECIで選定

 社会医療法人厚生会(美濃加茂市古井町下古井590、山田實紘理事長)は、地域医療の拠点となる新病院を美濃加茂市内に建設するため、設計を久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)に決めた。同事業には設計段階から施工者が参画するECI方式を採用するため、基本設計完了後の5月〜9月末までの期間で施工者を選定する。現在の木沢記念病院
 建設地は美濃加茂市蜂屋町上蜂屋字石塚地内。美濃加茂市から取得した旧県生物工学研究所の跡地8万5000平方bと同法人が所有する土地4万平方bを合わせた敷地面積約12万5000平方b。
 新病院は美濃加茂市の「美濃加茂メディカルシティ構想」の核となる施設。計画規模は9階建てで延べ床面積4万6000平方bを想定しており、ヘリポートを備えた病床数502床の総合医療センター(仮称)として整備する。
 建設スケジュールは、基本設計を2018年4月末、実施設計を19年8月末までにまとめる。その後、19年9月に敷地の造成、19年12月に施設の本体工事に着工する。開院は22年4月を予定している。
 総事業費は、施設建設費と導入する医療機器を合わせて250億円を想定している。
 現在の木沢記念病院=写真=は、新病院完成後に150床を残し、脳機能の回復改善を行うリハビリテーション施設として活用する方針だ。

提供:建通新聞社(2017/11/14)