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建設新聞社(長崎)
2017/11/13

【長崎】諫早駅東地区市街地再開発 大京と協定締結へ

18年度後半に本体着工 特定建築者制度を採用
   再開発ビルU棟 独立した2棟建設再開発事業の配置図

 諫早駅周辺整備事業のうち再開発ビルU棟に関して、学識経験者などで組織する審査委員会(委員長=村田明久・元長崎総合科学大学教授)は、特定建築者として「椛蜍栫i東京都渋谷区)」が適格であると判断し、諫早市に答申書を提出した。市は11月中にも基本協定を締結し、正式に決定。17年度から実施設計業務に入り、18年度後半から20年度にかけ本体の建築工事に着手する。
 この「特定建築者制度」は、民間事業者の能力を積極的に活用するのが目的。審査委員会が事業提案書等を総合的に審査。市が求める条件に適合するとともに、資力・信用力が高く計画性等に優れた提案を行った事業者を最優秀事業者として選定。市長承認後、特定建築者として決定する運びだ。
 特定建築者は再開発ビルU棟の設計・施工のほか、国庫補助受け入れの申請資料図書作成や権利床の引き渡しに関することなど各種業務を担当。「特定建築者制度」の採用に関して市は、民間事業者が持つ企画・建築・運営に関するノウハウに期待を寄せている。
 再開発ビルU棟はマンション棟と駐車場棟のそれぞれ独立した2棟で構成。U棟全体の建築敷地面積は3725平方b。今後行われる実施設計により若干変動する可能性もあるが、現時点においては建築面積2550平方b、延床面積1万7707平方b程度となる見通しだ。
 マンション棟は1階が商業床や業務床などで、2階から16階までに105戸が入る見込み。駐車場棟は1階部分に商業・業務床や交番などが入る。このほか190台程度収容可能の立体駐車場も整備されることとなっている。
 プレゼンテーションおよびヒアリングの結果を踏まえ、建築計画や資金計画、管理運営計画、資力・信用力等に着目し総合評価。その結果、5人の委員全員が「椛蜍栫vを適していると判断した。ksrogo