高岡商工会議所は9日、高岡市の来年度予算編成に向けた21項目の提案・要望を高橋正樹市長に提出した。重点要望事項が新規1件を含む5件、提案要望事項が新規2件を含む16件。
主な内容は次の通り。
【重点要望事項】
▽新幹線新高岡駅の「かがやき」臨時便の継続運行
▽中小企業の雇用確保への支援
▽高岡スポーツコアにおける新体育館の整備に伴う駐車場1000台以上の確保
▽富大国際連携先端材料研究センターの高岡市への誘致
▽(新)富山銀行本店移転後の跡地有効活用
【提案要望事項】
▽中小企業支援対策の強化
▽高岡市創業支援事業計画の推進への支援
▽(新)戸出西部金屋工業団地の造成に伴う高岡スマートICの利便性向上(12メートル以上の長大トレーラーなどの通行)
▽東京オリンピック開催に伴う地域振興策への支援
▽(新)能越道交流会議への支援
▽道の駅万葉の里高岡の整備(駐車場の拡張)
▽万葉線の延伸(昭和通り方面および新高岡駅方面)
▽JR城端線・氷見線の利便性向上
▽東海北陸自動車道の全線4車線化
▽伏木富山港(伏木地区・伏木港)の整備促進
▽道路整備の促進 高岡北ICから中心市街地へのアクセス道路など
この日は、川村人志会頭、多田慎一副会頭らが市役所を訪問。川村会頭が「16日には日商と梶山地方創生担当大臣との懇談会があり、高岡商工会議所が選ばれ、意見を述べることになっている。日ごろからの行政との連携が評価されているからだ」とあいさつ。高橋市長は「株価が上昇し全体的に経済は良い流れにある。これを地域経済に取り込みたい」と述べた上で、富大の研究センターは「呉西圏域とも協力して誘致を図る」、富山銀行の跡地については「商業のシンボルであり、有効に活用できるよう検討する」などと答えた。