日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/10
【山梨】湯澤工業の木くず施設支障なし
県都市計画審議会が8日に開かれ、湯澤工業(南アルプス市六科、湯沢基代表取締役)が南アルプス市野牛島1150―1ほかで運営している一般・産業廃棄物処理施設に破砕施設(木くず)を新設することについて、建築基準法第51条ただし書きによる敷地の位置が都市計画上、支障なしとすることを了承した。
同社の申請によると、木くずの破砕処理施設(処理能力176t/日)を新設する。新設設備は、切削チップ製造機、横型圧縮梱包機(紙くず、廃プラスチック、繊維くず、金属くず)。作業時間は8時間(午前8時〜午後5時)、作業日は月曜日〜土曜日。搬出入車両(10t車)は現在の20台/日が25台/日に増加する。
審議会では、施設の敷地について、位置や搬出入、施設計画、環境公害対策、地減住民の合意形成について協議し、支障なしとした。施設計画については、搬出入車両の動線計画、待機車両スペースの確保などが混乱がないよう計画され、県廃棄物処理施設設置に関する指導要領による事前協議が2017年2月6日付で終了しており、施設設置許可の手続きが進められている。南アルプス市都市計画審議会を経て市長から支障がないとの意見が出ており、当該施設の隣接地の地権者や野牛島区長からも合意が得られている。