日本工業経済新聞社(山梨)
2017/11/10
【山梨】休息山梨線の跨線橋は来年度に予備設計構想 県峡東建設
県峡東建設事務所は、県道休息山梨線における道路および橋梁予備設計の来年度着手を計画している。山梨市が推進する市道小原東東後屋敷線2期工事の完成後、速やかに跨線橋整備に取り組めるよう準備を進めていく。
予備設計の範囲は、ハナミズキ通り(市道山梨市駅東山梨線)の八日市場跡交差点からJR中央本線と交差し、2014年10月に供用が開始された小原東東後屋敷線西端までの延長400m。現道では、県道万力小屋敷線からJR東山梨駅方面へ折れ、薬師川踏切を通過して供用市道へ至るルートとなる。
これまで、跨線橋整備については県と同市が協議を重ねてきており、市側が2期工事を先行させ、完成に合わせて県が跨線橋に着工することが確認されている。
このため、県側も完成が伝えられる20年度には着工できるように、来年度予算に予備設計費用を要望して備えていく。薬師川踏切の今後のあり方や従来道路との取付・接続など、市側が対応している地元との調整が整い、整備方針が固まるのを待っての着手となる。順調に進めば18年度に予備、19年度に詳細と設計業務を実施することになりそうだ。
小原東東後屋敷線2期事業は本年度に用地測量・調査を終え、継続する用地取得のなかでまとまった箇所からの着工を念頭に、来年度予算要望を行っていく予定だ。