東北防衛局は、航空自衛隊秋田分屯基地(秋田市雄和椿川字山籠23の26)の宿舎新築を計画しており、用地取得に向けた用地測量等業務を水建技術に委託、平成29年度内に用地を取得する方針だ。空自秋田分屯基地の既存宿舎はあるが、緊急時の対応などに備えて新たに1棟を建設する。国の営繕計画によると、宿舎は5,449u規模を予定している。
計画によると、新築する宿舎は鉄筋コンクリート造5から6階建て、延べ床面積5,449u規模で、全体計画額は10億7,426万1,000円。現在は用地測量等業務を水建技術に委託し、来月8日の履行期限で行う。その後、年度内で用地取得にめどをつけ、来年度以降は予算額に応じて調査設計に移行する。
また、東北防衛局は今年度、航空自衛隊加茂分屯基地(男鹿市男鹿中国有地内)で進める法面整備に関し、「加茂(29)法面整備土木工事」として今月中旬をめどに公告する方針だ。概算工事規模は1から3億円で、工期は12カ月。整備が必要な十数か所のうち、2カ所分の工事となる予定。
計画は、加茂分屯基地の進入道路で過去に法面が崩落したため復旧するもの。今回、公告する整備の設計は日本工営で調査設計を行ったほか、来年度以降に整備する分の4カ所についても、同社に土木設計を委託し着手している。
提供:秋田建設工業新聞社