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日本工業経済新聞社(群馬)
2017/11/08

【群馬】日本下水道管路管理業協会群馬県部会が安全大会

日本下水道管路管理業協会関東支部群馬県部会(森田岳志部会長)は2日、高崎市にあるニューサンピアで第14回安全大会を開催した。部会員など約80人が出席、労働災害の防止を誓いあった。
冒頭、森田部会長は「群馬県部会は、現在、県と草津町、前橋市、千代田町と災害協定を結んでおり、先日の台風21号の際にも各地で緊急対応にあたった。自然災害は、いつ起こるかわからず、スムーズな対応のためにも各市町村とも災害協定の締結をお願いしたいと考えている。大会を通じて、これからも労働災害の撲滅に関しても皆さまの協力をお願いしたい」とあいさつした。
来賓には、県下水環境課の清水昭芳課長の代理として松井秀夫調整主監が駆け付け「県の安全安心にさまざまな場面で協力いただき大変感謝している。これから老朽化した施設の維持管理や耐震化など課題が山積み。事故を未然に防ぐためにも皆さまには知識を重ねていただき、安全大会を契機に改めて安全意識を向上させてほしい」とあいさつした。
大会では、前橋地方気象台の気象情報官である中村佳之氏が「短時間強雨と防災気象情報」の演題で、日本下水道管路管理業協会本部の篠田康弘常務理事が「管路管理における事故事例と安全対策」をテーマに講演。
中村氏は、天候の変化が急激に起こることなどを説明し、情報収集による危険回避の重要性を解説した。
篠田常務理事は、下水道管路作業において、実際の事故事例を示しながら、要因と危険回避の方法を説明した。
部会員である和田正一氏が「マンホール開けたらすぐに測定器」という、同部会で募集した安全スローガンを力強く読み上げ、部会員全員で労働災害の撲滅に向けて団結した。