公立玉名中央病院を運営するくまもと県北病院機構(理事長・中野哲雄院長)は、新統合病院建設を設計・施工一括(DB方式)による発注に決めた。早ければ来月にも公募する。
同機構では、発注方式について検討を重ね、DB方式による企画提案プロポーザルを採用、工期短縮等を図る予定だ。現在、様々な組み合わせに対応できるよう企業ランクや業務・施工実績などの参加条件を検討している。今月末まで実施する文化財試掘調査と開発行為の許可が下り次第、公募準備に取りかかる。
プロポでは実績やプレゼンテーション等を機構理事会や経営統合する玉名地域保健医療センター関係者で審査し、年度内に業者を決定するもよう。
統合病院は、玉名小学校跡地を含む敷地4万4243平方bに基幹病院1棟(最大8階建て基礎免震構造、延べ3万500平方b程度、総病床数402床)、患者駐車場、職員駐車場(計920台)、サービス関係施設等を想定している。
概算総事業費は184億8200万円(用地整備費約18億円、設計・工費約133億円、医療機材整備費約32億円、移転・移設費)。平成32年度中の開院を目指す。
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