公益財団法人新潟県暴力追放運動推進センター(福田勝之理事長)と新潟県警察本部は7日、「H29暴力団追放・銃器根絶県民大会」を新潟市中央区で開催し、暴力団のいない明るい社会の構築へ県民と連携して進めていくことを誓った。
建設関係団体などの各種団体や警察学校の生徒など約400人が出席し、2部構成で行われた。冒頭、福田理事長は暴力団などにおける不当要求や特殊詐欺などが起きている現状に触れ、「無関係な県民が巻き込まれかねない状況にある。関係機関と連携しながら、『暴力団を利用しない、恐れない、金を出さない、交際しない』の暴力団追放三ない運動プラス1を官民一体となって徹底していくことが重要。暴力団のいない明るい社会の実現に向けて活動を進めていく」とあいさつし、山岸直人県警察本部長は、暴力団が減少傾向にあるものの、県内にも6代目山口組や神戸山口組の傘下組織があることから徹底した取り締まりをしていくことを誓い「暴力団の排除には民間、行政、県民の連携が重要。引き続き協力を呼びかけていく」と力を込めた。
第1部の表彰式では、暴力団排除に功労のあった、柏崎遊技業組合、渋谷憲英前新潟県暴力追放運動推進センター事務局長に感謝状を手渡したほか、関東管区内暴力追放功労として、新潟県警備業協会、新潟県産業廃棄物協会、暴力追放相談員の中澤泰二郎弁護士への伝達表彰を行った。
第2部では、新潟県弁護士会民事介入暴力被害者救済センターの野口祐郁運営委員会副委員長が『暴力団排除のための三者連携のあゆみ』をタイトルに特別講演を行ったほか、アトラクションとして、新潟県警察音楽隊による演奏やカラーガードによる演技などが披露された。