石川県土木部営繕課は15日、金沢市無量寺町地内「金沢港機能強化整備(クルーズターミナル)実施設計委託(意匠)」について、浦建築研究所から見積もり徴集する。委託期間は18年3月16日まで。
建設規模は、S造3階建て延べ約6500平方メートル。1階にCIQ(税関、出入国管理、検疫を包括した略称)・待合室はもとより、観光案内、売店機能を配置。CIQは柱がない広さ約1200平方メートルの空間となっており、県ではクルーズ船が運休となる冬期には、CIQ・待合室を各種イベントやジュニア世代を対象としたスポーツの場として活用してもらう。
2階には展望デッキやレストランのほか、セミナールームを設ける。セミナールームは子どもたちの学習の場とする。
3階には県金沢港湾事務所および県、金沢市が出資する金沢港運、金沢港振興協会が入る。
東京オリンピック・パラリンピック前年の19年度中の完成を目指す。