浜松市は、新たな市民文化創造拠点施設建設を計画しており、新拠点施設完成までの代替として北区新都田に建設する市民音楽ホールの施設概要などを明らかにした。11月補正予算案に地質調査費と設計費を盛り込み、2017年度中に設計の委託方法を決め業務に着手する意向だ。
市民音楽ホールは、延べ床面積約5700平方b。構造は鉄骨造を想定。内部には1500席程度を収容するホールと楽屋、リハーサル室などを設ける。また、数百台規模の駐車場や大型バスが駐停車できるロータリーも確保する。工事費は、本体工事に約37億円、外構工事に約3億円を見込んでいるという。建設候補地は市内8カ所の市有地を検討した結果、「都田センター用地」とした。
市は、整備手法について民間活力導入なども含め検討した結果、経費縮減や早期整備の観点から、設計と工事を分けて発注する従来方式を採用する方針だが、今後の市議会での協議によっては、その他の方式も模索していく。
同ホールは、学校や吹奏楽などの音楽団体を利用対象に見込む。鈴木康友市長は市議会の答弁で、新たな拠点施設完成後も継続して有効利用する考えを示している。
提供:建通新聞社
(2017/11/6)
建通新聞社 静岡支社