建通新聞社
2017/11/06
【大阪】西船場小増築 18年度工事発注目指す
大阪市は、急激な児童数増加に対応するため、西区の西船場小学校の校舎を増築する。増築校舎は隣接する西船場幼稚園の解体跡地に計画。現在、解体設計を含む実施設計を日総建(大阪市中央区)に委託して進めている。市は、本年度中に設計を完了させ、2018年度予算に工事費を要求、予算が確保できれば同年度末にも工事を発注し、19年度に着工したい考えだ。
西船場小学校では、近隣のマンション建設などに伴い、児童数が年々増加している。今後も増え続ける見通しで、現在の児童数466人・14学級(16年度)が、22年度には952人・29学級と倍増する。
市では、教室不足に対応するため、校舎の増築を計画。小学校の運動場に建設すると、児童1人当たりの運動場面積が約2・1平方bとなるため、18年度末で廃園となる隣接の西船場幼稚園を解体し、跡地に校舎を建設する。西船場幼稚園の機能は靭幼稚園に移転する計画だ。
増築規模は4階建て16教室で、1階に給食室、屋上にプールを整備する予定だ。19年度当初に着工し、20年度末の完成を目指す。
市はこれまで、3回の住民説明会を実施。住民意見を踏まえながら、増築規模などの詳細を詰めていく考えだ。