日本工業経済新聞社(埼玉)
2017/10/31
【埼玉】台風第21号受け武蔵水路改築後最大の排水
水資源機構は台風第21号による降雨を受け、22日午前11時から24日午前9時までに、武蔵水路で改築後最大となる約537万立方mの内水排除を実施した。これにより、忍川の佐間水門地点で約1・24m、元荒川の川面水門地点において約0・79mの水位を低減させ、水路周辺の内水氾濫被害軽減に寄与した。
台風第21号に伴う降雨は20日午後7時ごろから23日午前7時までに、熊谷地方気象台熊谷観測所で総雨量289mmを記録。
水門3カ所と放流口6カ所から河川・周辺地域の洪水などを水路内に取り込み、荒川への内水排除を実施。2016年3月の水路改築後8回目の内水排除で、東京ドーム約4・3杯分に相当する最大の排水量となった。