日本工業経済新聞社(山梨)
2017/10/31
【山梨】県市長会、高速道路などの整備促進要望
県市長会は、高速道路や地域高規格道路などの整備促進を2018年度の県施策および予算の重点提言・要望として提出した。高速道路では中部横断自動車道について、事業中区間(新清水JCT〜増穂IC)の一日も早い全線開通への予算確保、基本計画区間(長坂〜八千穂)の整備計画区間への格上げと北杜市の取り組みへの支援を要望。
地域高規格道路では、甲府富士北麓連絡道路の早期実現などを求めている。
要望内容は次のとおり。
【中部横断自動車道の整備促進】
◆事業中区間(新清水JCT〜増穂IC)の一日も早い全線開通への予算確保。
◆基本計画区間(長坂〜八千穂)の整備計画区間への格上げ、北杜市の取り組みへの支援。
【中央自動車道の整備】
上り線の小仏トンネル付近および下り線の相模湖付近の渋滞対策事業の早期完成。
【スマートICの整備促進】
◆中央自動車道の富士吉田西桂、(仮)談合坂、(仮)甲府中央の早期完成。
◆東富士五湖道路の(仮)富士吉田南の整備促進。
【新山梨環状道路の整備促進など】
◆北部区間
・直轄事業による全線の早期事業着手。計画路線内の住民への早期説明。
・甲斐市内インター整備計画予定地の土地利用を規制するための準都市計画区域の指定。
・県都市計画マスタープランの見直しに合わせ、JR塩崎駅周辺を「都市機能補完地区」に格上げするとともに、駅周辺を中心としたエリアに都市機能を集約した居住誘導地区を設けること。
◆東部区間
・早期の事業完成、アクセス道路の早期完成。
・周辺住民への大気汚染や騒音、振動などの不安解消。特に笛吹市砂原地区に対しては、水害、地域分断、農作物への被害、大気汚染、騒音・振動などへの不安への配慮(地域の実情に応じた道路構造や安全性)。
◆南部区間
・田富東ランプおよび環状線側道の渋滞解消。
【甲府富士北麓連絡道路の早期実現】
広域避難や多方面からの救援などに大きな役割を果たす本道路の計画路線へ早期に格上げすること。