トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2017/10/31

【富山】新入社員が成長ぶりを披露/北陸電工若年者技能発表会/技能五輪選手も実演

 北陸電気工事(富山市小中269番、三鍋光昭代表取締役社長)は28日、富山市東黒牧地内の同社能力開発センターで、17年度「若年者技能発表会」を開催した。
 今年4月に入社し、同センターで技能を積んだ新入社員が、その成果や成長ぶりを保護者らに発表。併せて、技能五輪全国大会に出場する同社の若手社員が、工業高校の生徒らに卓越した技を披露することで、電気工事業の魅力を伝え、人材確保につなげようと開いたもの。昨年からスタートし、今回が2回目。
 屋内実習棟前で開かれた開会式には、同社の新入社員60名と関係者、来年度入社内定者35名、工業高校の先生8名と生徒25名、新入社員の父兄、近隣住民ら総勢約300名が参加した。
 式の冒頭、三鍋社長が、「新入社員が研修を重ねて成長した姿を、両親や家族、学校の先生、後輩に見てほしい。技能五輪に富山県代表として出場する社員は、公開コーナーで卓越した技能を披露する。今月初めに完成した安全体験施設では、墜落の危険性などを体験できる。ぜひご覧いただきたい。高校生が体験できるコーナーもあり、時間の許す限り、たくさんの方に参加してもらいたい」とあいさつ。配電部門の牧谷大樹氏の発声で、「安全の誓い」を全員で唱和した。
 新入社員の発表会は、内線工事、空調管工事、配電、外線工事、送変電の各部門ごとに行われ、今春から学んだ技能をそれぞれ実演。また、11月下旬に栃木県内で開かれる、技能五輪全国大会(電工部門・情報ネットワーク施工部門)に出場する同社の若手社員(選手)5名によるデモも行われた。
 一方、参加者は、同センター内に完成したばかりの安全体感施設も見学。梯子・脚立落下、玉掛け挟まれ、高所落下、工具巻き込まれ、低圧感電といった事故の注意喚起を促す装置を見て回り、安全な作業の心得を確認していた。
 高所作業車の試乗会のほか、チャレンジコーナーでは、近隣の工業高校(富山工業、魚津工業、高岡工芸、砺波工業、石川県立工業)から招いた生徒12名がパネル配線工事を体験した。
 北陸電力と制作した電気工事業のPRビデオの視聴会、パネル展示コーナー、お楽しみ抽選会なども行われ、にぎわいを見せた。

hokuriku